越境転職って言葉を、知っていますか?
耳慣れない言葉、
という人も多いのではないかと思いますが、
簡単に言うと、
それまで仕事をしていた業界と、
全く違う業界に転職すること、
です。
今回、日経新聞で取り上げられていた、
この「越境転職」について考えてみます。
リクルートキャリアの調査によると、
2009年と2017年では、転職は2.07倍に増えています。
それが、異業種への転職だと、2.98倍になっているとのこと。
転職そのものが増えている中で、
「越境転職」がより増えていると
言えるでしょう。
「越境転職」の実態はどうか?
エン・ジャパンが仲介した約7,000人の
転職データの分析によると、人材の流出入が特に多いのは、
IT、通信業種とのこと。
日経の記事でも、
ITから小売り業種への転職の例が出ています。
また、先日テレビで見た事例では、
水産の卸業者から寿司業界への転職(ヘッドハント)も
ありました。
私自身も、 ITから異業種への転職組ですが、
専門分野に精通していたり、
どこをシステム化したら良いか?
などが分かる人材は、求められる傾向が
高いと感じています。
どんな会社にも ITが必須になってきています。
また、どんどん新しい技術が出てきて、
それに携わる人材が、
会社にとって不可欠になって来ているのも、
ITが越境転職の中心になっている理由でしょう。
自社のサイトを持ち、
メールでの問い合わせを受付したりするのは当たり前。
YouTubeに動画をアップしたり、
FBページを作って運用、
プログやTwitter、LINE@など、
どんどん新しいサービスに対応する必要が出てきます。
いずれは、AIに対応するための部署も必要になる
かもしれません。
また、経理などもIT化が進んでいたり、
顧客情報の管理、分析や、受注、発注も
ITの知識が欠かせなくなっています。
もちろん、作業のスケジューリングもシステム化され、
社内に共有されているところも多いはずです。
営業、マーケティングは言わずもがか、
といったところでしよう。
では、若い人のほうが有利なのかというと、
実はそんなことは無い、と言うのが個人的な意見です。
現在のシステム開発や、サイト制作においては、
動画編集や画像作成も含め、まだまだ PCが中心。
学生時代からスマホを使ってきた世代は、
PC文化に戸惑い、即戦力にならないケースを、
実際に見てきました。
大切なのは、
・自分の専門分野で実績を出していること
・どんな人とでも、仕事が出来る事
この2つだと思います。
もし、いずれ転職を考えているとしたら、
まずは、自分の専門分野をとことん極めていくことを
意識してみてください。
もしくは、これから出てくる可能性のある、
全く新しい仕事を見据え、学んでおく、
ということもアリだと思いますよ。
あなたの未来の仕事がどうなるか?
想像しながら、備えていきましょう。
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