未来の仕事を考える上で欠かせないAI。
今日は、今、AIが今後進出しやすい仕事の条件を考えてみます。
AIに仕事を奪われるかも?
って漠然と考えているより、
どんな仕事を、AIに任せられるのか?
ということを考えたほうが、楽しいですよね。
今回は、ロボットや自動運転などを除き、
一般の会社における仕事にフォーカスして考えて
みますね。その方が、多くの方にわかりやすいと
思います。
まず第1の条件は、
「データが蓄積されている仕事」
です。
今のAIは、
大量のデータを使ってディープラーニングで
学習していきます。
そう考えると、
「大量のデータが既に存在している」
ということが、必要になります。
企業内には、すでに社内システムを通じて
大量のデータか蓄積していると思います。
例えば、
銀行ならどんな企業にどんな条件で貸し付けたのか?
回収の実績はどうか、などがありますし、
保険なら、年齢、性別、仕事などと、
保険の支払い実験などがあるでしょう。
その他の企業でも、予算と実績や、
商品の販売実績、天候と売り上げの関係など、
様々なデータが蓄積されていると思います。
何を入力させて、どんなことを学習させるかは
その企業次第ですが、まずはデータありき、
ですね。
データの件数は、統計学的には、
2000件以上のデータがあることで、
有意となると聞いたことがあります。
ただ、AIに学習させるパラメーターが
多ければ多いほど、求められるデータ量も
増えていくので、件数を一概に規定する
ことは難しいでしょう。
ただ、既に人間を超えたと言われる
「将棋AI」Ponanzaを開発した山本さんに
よると、
「将棋プログラムでは、8000億局面ぐらい調べた。
その結果、将棋のプログラムが強くなった。」
とのこと。
その圧倒的な経験値により、
これまで人間が考えたこともなかったような
新しい戦術が生まれ、人間がAIから
学ぶようになってきているのが将棋の世界だそうです。
なので、人間が用意するデータ量が
限られていても、今後はAIが自分で
学習していくことで、データ量の問題がなくなって
くる可能性もあります。
ただ、仕事の場合には、ルールそのものが
どんどん変わっていくことも多いので
囲碁や将棋の世界で起きたことが、
そのまま適用される、ということは
ないかもしれません。
とはいえ、データの蓄積が進んでいる業務に
おいては、AI化は確実に進んでいくでしょう。
それを頭に置いたうえで、今後の仕事について考えてみてください。
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